月別アーカイブ: 2015年3月

市川の大気環境の報告会と講演会

   市川の大気環境の報告会と講演会   市川の空気を調べる会

明け方の松戸街道には大型貨物トラックが連なって走っています。トラックのディーゼルエンジンは、黒煙の代わりに、PM2.5よりもっと小さいナノ粒子を数万倍出すようになったと言われます。絶えず吸う空気について一緒に勉強しませんか。 (参加費無料)

日時:4月4日(土)13時40分~16時15分

場所:市川公民館(JR市川駅北口徒歩5分)第1和室

① 2014年度市川市内NO2測定結果報告

昨年6月と12月のNO2測定結果を報告します。各町名ごとの汚染度がわかる一覧表も載せた測定報告書を提供します。

② 市川の道路環境の現状と将来話題提供と出席者による討論

建設が進む外環道路によって市川の環境はどのように変わるのか、またそのほかの建設が計画されている道路の状況も気に掛かります。これらについて関係者から話題を提供していただいて、より良い市川の環境を目指して出席者で話し合いましょう。

③ 超微小粒子(ナノ粒子)による健康影響

梅澤雅和先生(東京理科大学 総合研究機構 講師)

微小粒子PM2.5の数10分の1という超微小粒子 ナノ粒子がクリーンとなった筈のディーゼル車から大量に排出され、工業材料の生産現場からも出ています。吸入されたナノ粒子は呼吸器だけでなく心臓や男性生殖器に移行し、循環器や生殖機能にも影響が、そして妊婦から胎児にも移行すると言われます。その研究の最先端を走る先生からの報告です。

大気環境の講演会ちらし15Mar20

 

 

総会・講演会のお知らせ 2015.4.4

当会恒例の講演会を下記の通り総会に引き続き開催します。講演会は市民公開です。ふるってご参加ください。

日時と場所:4月4日(土)13時より  市川公民館(JR市川駅北口徒歩5分)第1和室

◇ 総会 13時~13時30分

講演会に先立って同じ場所で2015年度総会を開きます。当会の歩みを振り返り、前に進める総会です。会員、賛助会員の皆さまのご参加をお願いします。

 報告と講演会

① 2014年度市川市内NO2測定結果報告 — 13時40分~14時10分  鈴木一義

昨年6月と12月のNO2測定結果を報告します。各町名ごとの汚染度がわかる一覧表も載せた測定報告書を提供します。

② 市川の道路環境の現状と将来ー話題提供と出席者による討論ー14時10分~15時

建設が進む外環道路によって市川の環境はどのように変わるのか、またそのほかの建設が計画されている道路の状況も気に掛かります。これらについて関係者から話題を提供していただいて、より良い市川の環境を目指して出席者で話し合いましょう。

③ 超微小粒子(ナノ粒子)による健康影響(仮称) — 15時15分~16時15分

       梅澤雅和先生(東京理科大学 総合研究機構 講師)

微小粒子PM2.5の数10分の1という超微小粒子 ナノ粒子がクリーンとなった筈のディーゼル車から大量に排出され、工業材料の生産現場からも出ています。吸入されたナノ粒子は呼吸器だけでなく心臓や男性生殖器に移行し、循環器や生殖器にも影響がそして胎児にも移行すると言われます。その研究の最先端を走る先生からの報告です。

※通信7号 PDFページにアップしました。

 

雷下遺跡  市川 国内最古の丸木舟

市川、国内最古の丸木舟 7500年前、魚介類など運搬 雷下遺跡       (千葉日報Webt転載)

千葉県は、市川市国分の雷下(かみなりした)遺跡から、国内最古となる約7500年前(縄文時代早期)の丸木舟が見つかったと発表した。これまで最古とされてきたのは、島根県松江市で発掘された約7000年前のもの。今回の発見は縄文時代の早い時期から、海で採れた魚介類を運搬する交通手段として丸木舟が使われていたことを示す貴重な資料という。

県文化財課によると、発掘された丸木舟はムクノキをくりぬいたもので、長さ約7・2メートル、幅約0・5メートル。側面が残っていないが、丸木舟としては大型だという。

同遺跡の発掘は、東京外郭環状道路(外環道)の建設のため県教育振興財団が2012年11月から行い、丸木舟は昨年11月中旬に見つかった。

木材の一部を採取し米国の分析会社で年代を測定したほか、一緒に出土した土器の年代から鑑定した結果、約7500年前のものと特定された。

現在の東京湾から同遺跡までは数キロ離れているが、当時は温暖化により海面が上昇する「縄文海進」が始まったころとされ、遺跡の周辺は干潟が存在するような地形だったとみられる。

遺跡内には縄文時代早期の貝塚があり、たき火の跡やドングリを貯蔵した穴、土を掘る堀棒とみられる木材も見つかっており、同財団は当時の生活や環境の様子を詳しく調べている。

縄文時代の丸木舟は全国で約160艘(そう)見つかっているが、今回を含め60艘が県内からの出土。当時の県内は縄文海進で入江が発達したことや、平たんな地形が多く海に出やすかったためとみられる。

県内のこれまでの最古例は、南房総市の加茂遺跡出土の約5300年前のもので、多古町でも約5000年前のものが出土。市川市での出土は初という。

出土した丸木舟は慎重に取り上げられ、防腐・保存処理される。県文化財課は「活用方法を考えていきたい」としている。

◆当時の「前線基地」 千葉大学の岡本東三名誉教授(考古学)の話
縄文時代人の海の活動の実態が分かる重要な資料。縄文時代の貝塚は台地上にあることが多いが、同遺跡の貝塚は谷の部分の非常に低い場所にあり珍しい。海に近いところに生産拠点を置いた「前線基地」のような場所とみられ、縄文海進の過程を証明する絶好の遺跡。当時の自然環境を復元するさまざまなデータが得られる意味からも、非常に重要な遺跡だと思う。

◇雷下遺跡 市川市の国分川西岸の標高約6メートルに広がる低湿地の遺跡。2001年から調査が始まり、これまでに地下4~6メートルの深さに縄文時代早期の遺物を含む包含層や貝層が見つかっている。約7千年前の「縄文海進」で、海が内陸まで入り込んでいた当時の海岸線付近に形成されたとみられる。

雷下遺跡で見つかった最古の丸木船      千葉県市川市の雷下遺跡