月別アーカイブ: 2017年8月

最近の活動

7月はじめに北海道で開かれた日本環境学会でNO2月間計に関する2つの報告をしました。一つは昨年7月に開始した全国規模の月間計測定運動で、関東、関西の7都府県における現在28人48地点の測定により、濃度は春から夏に低下して秋に上昇し、冬季にピークになるという変化が、全国各地でほぼ同様に起こることが、月間計の同時測定で明瞭に示されました。もう一つは市川インターから鎌ヶ谷に通じる3・4・18号線の開通後の濃度上昇が、地元のTさんの月間計測定により明らかにされ、月間計の有用性が再確認されました。大阪の測定グループは昨年6月のNO2濃度測定では同時に健康被害のアンケート調査を行い、NO2濃度と喘息有症率には正の相関があるという重要な結果を得ました。今後健康被害の国家支援制度に影響を及ぼすことも考えられます。