外環道路の現状と問題点 2015.4.4

外環道路の現状と問題点                  高柳さんから

1.事業の現状

2014年度で文化財調査が一部を残しおおよそ終了。高速部の全線で工事進捗                「外環本線の平成29年度末(2018年3月)供用開始」                                外環高速部  1~2年の遅れ  2020年前半    残事業費 約4052億円(全事業費9583億円)  一般国道部分 当面2車線 一部側道を利用

2.環境影響評価(事業者)

大気汚染 NO2  バックグラウンドの20分の1程度                                  大気汚染 SPM バックグラウンドの100分の1以下(実質的に寄与濃度ゼロ)                 ジャンクションについては未実施

騒音 全体に環境影響評価時の保全目標を超える

菅野、国道14号交差部では裁判で確定した受忍限度昼間65dBを超える(国道45号最高裁判決、

国道2号広島高裁判決)

北千葉ジャンクションについては詳細設計前を理由に未実施

市川市から事業者への要望書提出(2013年)

より詳細な大気汚染、騒音の分布予測

大気汚染については既存の類似道路との比較

騒音については環境影響評価時の保全目標達成を

景観に配慮した対策

事業者からの回答は得られないでいる。

3.今後の問題点

(1)道路構造、関連施設

側道片側2車線の区間が結構ある    国分地区は現状の県道と合わせ14~15車線?

「道の駅」は大型車のプール施設         京葉道路周辺、菅野駅周辺

(2)関連高速道路

北千葉道路  外環・湾岸道経由で成田と羽田を結ぶ幹線として推進

第二湾岸道  外環、北千葉道路によって交通量増大、湾岸部の開発を理由に促進の可能性

(3)接続道路の交通量増大で拡幅、新設

(4)地域分断の現実化

 

3・4・18号線について           金森さんから

裁判の係争の過程で、事業の様々な詳細な内容が明らかになり、かなりの成果は得られた。裁判中に代執行をやられたのが問題である。

4車線にはならず、2車線で決定したが、市川市の現在の交通量からして、外環開通前の27年度中実現であれ、2車線ではパンク状態となることは必至。

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