外環道路の現状と問題点 高柳さんから
1.事業の現状
2014年度で文化財調査が一部を残しおおよそ終了。高速部の全線で工事進捗 「外環本線の平成29年度末(2018年3月)供用開始」 外環高速部 1~2年の遅れ 2020年前半 残事業費 約4052億円(全事業費9583億円) 一般国道部分 当面2車線 一部側道を利用
2.環境影響評価(事業者)
大気汚染 NO2 バックグラウンドの20分の1程度 大気汚染 SPM バックグラウンドの100分の1以下(実質的に寄与濃度ゼロ) ジャンクションについては未実施
騒音 全体に環境影響評価時の保全目標を超える
菅野、国道14号交差部では裁判で確定した受忍限度昼間65dBを超える(国道45号最高裁判決、
国道2号広島高裁判決)
北千葉ジャンクションについては詳細設計前を理由に未実施
市川市から事業者への要望書提出(2013年)
より詳細な大気汚染、騒音の分布予測
大気汚染については既存の類似道路との比較
騒音については環境影響評価時の保全目標達成を
景観に配慮した対策
事業者からの回答は得られないでいる。
3.今後の問題点
(1)道路構造、関連施設
側道片側2車線の区間が結構ある 国分地区は現状の県道と合わせ14~15車線?
「道の駅」は大型車のプール施設 京葉道路周辺、菅野駅周辺
(2)関連高速道路
北千葉道路 外環・湾岸道経由で成田と羽田を結ぶ幹線として推進
第二湾岸道 外環、北千葉道路によって交通量増大、湾岸部の開発を理由に促進の可能性
(3)接続道路の交通量増大で拡幅、新設
(4)地域分断の現実化
3・4・18号線について 金森さんから
裁判の係争の過程で、事業の様々な詳細な内容が明らかになり、かなりの成果は得られた。裁判中に代執行をやられたのが問題である。
4車線にはならず、2車線で決定したが、市川市の現在の交通量からして、外環開通前の27年度中実現であれ、2車線ではパンク状態となることは必至。